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色覚検査が最近変わってきた?!学校での行われ方をお知らせ。

私が小さかった頃は色覚検査はみんな健康診断の時に一斉に受けていた気がする。その頃の記憶ははっきりしてないけどね(>_<)

 

 

最近はどうなのかというと、2〜3年前に色覚検査を希望してきた学生の保護者さんにふと尋ねてみると、

 

 

「学校では希望者のみが行っています」

 

 

と答えてくれた。

 

また最近気になって同様に質問してみると同じ応えが返ってきた。

 

 

どうやら現在は毎年の健康診断の時に希望者のみが色覚検査を行っているようだね。

 

 

その方法は昔と変わらず石原式色覚異常検査表を使っているようだ。

 

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↑こんな感じでドットで描かれた丸の中に数字が書かれているやつね。

 

 

当然といえば当然だ。色覚検査に関しては数十年前と今も眼科で行う検査だって変わっていないんだから。

 

 

じゃあ何が変わって来たんだよ!ってところなんだけど、

 

 

変わってきたところと言うと、学校での色覚検査の方法は従来通りで学校から渡される用紙に「アノマロスコープでの検査結果を記載して下さい」って書かれていたのが、

 

 

「パネルD-15での検査結果を記載して下さい」に変わってきたんですよ!

 

 

 

なんのこっちゃ( ゚д゚)

 

 

と思われるかもしれませんが、簡単に説明すると、アノマロスコープってのは色覚検査の結果を決定する上で絶対的地位を得ている装置で、

 

 

色覚異常の分類を細かく分析することが出来るんだけど置いてる眼科が少なく、大病院にでも行かないとお目にかかれないんです。

 

 

ちいさな眼科でもあるところは当然ありますが、ごく少数かと。

 

 

 

そんでパネルD-15はというと、アノマロスコープをやる前に行うもので、結果はざっくりとしか色覚異常を分類できませんがコンパクトだから小さな眼科でも完備しているところも多いんですよ。

 

 

現状としてアノマロスコープよりもパネルD-15を完備している眼科が多いはず。

 

 

ってことで「パネルD-15での検査結果を記載して下さい」に変わったことにより、

 

 

眼科側としては受け入れられる患者数が増えること、患者側からすれば色覚検査を受けれる眼科が増えるって事になります。

 

 

なかなか良い変化ではないかなぁと私は思っています。

 

 

この変化が私の住んでる県だけなのか、全国的な流れなのかは定かではないが、私の周囲ではこんな感じに変わってきてますよってお話でした!